蓮馬カヨタケの活動記録

読書と自転車好きな理系哲人を目指す一般人(今は…)の活動記録

京都への上京 準備編 〜ロードバイクでめぐる京都への旅〜

 




  
  ゆるキャン△やざつ旅の漫画に触発され、「ロードバイクで京都へいきたい」と唐突に思った。学校は春休みに突入し、大勢の学徒は毎朝昇り来る朝日に舌打ちをしなくても良い時期となった。それは私も例外ではなく長い休みに突入したわけである。
  そこでこの休みを利用して我が愛馬にまたがり京都を目指そう、という何とも若者の若さたる熱気に任せた無謀な旅へと挑戦しようという訳である。その熱気の冷めやらぬうちにできるだけ、道中の荷物や観光スポット、思ったことなどをまとめていこうと思う。


  さてこの準備編では持っていく装備に関して紹介をしていく。

1.自転車紹介

 
まずは自転車。愛馬はkhodaabloom STRAUSS DISC RACE。
日本国内のレースで使われるニュートラルバイク(MAVICが提供する、チームや国籍に係わらず受けられる「ニュートラルサービス」において使用されるロードバイクのこと)にkhodaabloomが選ばれたことを記念して50台限定で製作されたバイクである。車重は完成車(サイズは500)で8.5kg。アルミロードバイクの中ではかなり軽い部類に入る(と思っている)。

・全体像



 サイズは430。コンポーネントはフル105。クランクが52×36。スプロケットが11-30T。
 ビンディングSPD。ペダルはPD-T421。
このペダルはなかなか優秀で片面クリート、片面フラットの構造をしている。
そのため、わざわざビンディングシューズを履くほどでもない、というときにカジュアルなシューズでも乗ることができる。ただし固定力はかなり弱め。 

・ハンドル周り



 ハンドル周りが完成車の状態からの唯一の変更点。
元々はLightWeightAlloyがついていたが、部の先輩からカーボン製のエアロハンドルバーを頂いたのを機に変更。ちなみにケーブルは内装できるようになっていたが、メンテナンス性を考えて外装(バーテープで固定)にした。
 ライトはGaciron V9SP-1260。充電式のライトで、このライトの一番の目玉はUSBからサイコンやスマホに給電が可能であるということ。
サイクルコンピュータ(サイコン)はGARMIN Edge 830。

・ボトルケージ



 ボトルケージはELITEの Leggero。
非常に軽く、色も黒一色で気に入っているのだが、唯一の気に入らない点がかなりギチギチな固定であること。そのため少しでも膨らんだツールケースだと取り出すのが面倒である。

・サドル周り



 サドルはPROLOGO ZERO2 PAS TIROX。穴あきサドルでクッション性は高め。
 シートポストはカーボン。どこのメーカーのものかは不明。
 リアライトはキャットアイ セーフティライト RAPID3 AUTO TL-AU630-R。単三電池1本で点滅の場合80時間点灯可能。また明るさと振動で自動点灯がなされるためトンネル前での点灯などが不要。現在は取り扱いが終了している。
もう一つはアンタレスのワイズロードとのコラボリアライト。正直おまけ程度で使っていた。体感で2時間から3時間くらいで電池切れになるので、ロングライドには本当に不向き。ヘルメットライトにしようかと検討中。

・タイヤとホイール



 ホイールはMAVIC Ksyrium S Disc CENTER LOCK。MAVICのKsyriumシリーズの中では一番下位のグレードのもの。ただ一番下位とはいえ軽く、走りやすい。
 タイヤはContinental GRAND PRIX5000 700X25C。みんな大好きなタイヤ。ホイールの関係上チューブレス対応のものだが、シーラント材の管理と出先でのトラブルに対処しやすいようにクリンチャーで運用。非常に走りやすく軽いのだが、対パンク性能は良くないと思っている。他のタイヤでは考えられないくらいタイヤに小石が刺さる。ちなみにこれまで三度小石やガラスの破片が刺さり、パンクした。

2.持ち物紹介

 次に持っていったものと持っていったが不要だったものの紹介をしていく。

1.バック関係

 

 


 今回は自転車に何も取り付けず、バックパック一つで京都への旅を行った。理由としては、何故か自転車業界ではバックパックは背中が蒸れる、肩や腰が疲れるといった意見が多くそれが本当なのか確かめたかったことが挙げられる。
 このバックパックはドイター トランスアルパイン 30という自転車のツーリング用のもの。そのため背面に空気が通り抜けやすいような構造になっており、またバックの横揺れを防止するために腰ベルト、胸ベルトがある。容量は30Lとドイターの自転車用バックパックの中では最大で、いくつもの入れる部分がジッパーで仕切られておりそれを外すことも可能となっている。
またサドルバック等のものは普段なかなか使い所がないと思うが、このバックパックがあれば通学等にも十分に使用できる容量がある。
 このバックパックに次に示すものを入れて運んだが、結構なものを持って行ったがかなり余裕があった。

2.所持品及び装備品



買い足したもの、消費して無くなったものなどがあるが基本的にこのメンツで過ごした。

 左から順に、サコッシュ、補給食(カロリーメイト・グミ)、歯ブラシ、プロテイン、衛生用品・薬(ティッシュペーパー・ウェットティッシュ、マスク、リップクリーム)、エコバック、セイム(水泳用のタオルで絞れば何度も水分を拭くことが出来る)、チェーンオイルとセメダイン、サングラス、輪行用のエンド金具、レインジャケット(ウィンドブレイカーも兼用)、充電関係、化粧水、日焼け止め、ファブリーズ、折り畳み傘。写真には写っていないが寝るとき用のTシャツ、下着、ヘルメット、ビンディングシューズ、輪行袋(縦型・巾着式)も所持品に入っている。以下に持って行ってよかったもの、不要だったものを分類している。また理由などもできるだけ書いている。

〇持って行ってよかったもの

サコッシュ:持って行くと何かと便利。出先で何か買う場合、自転車を離れての買い物をする場合など非常に助かる。
・ウェットティッシュ:汚れた自転車、チェーンオイルで汚れた手、何かを食べる前に手を拭くなど何かと重宝する。
・エコバック:ホテルなどに着いた後に何かを運ぶ時に便利。運ぶものとしては食べ物、洗濯した着替えなどが考えられる。袋と一体型になっているものをおすすめする。出先でなくなった場合小さくならなくなり、無駄に嵩張るためである。(商品については記事の一番下に記載している)
・セイム:髪が長い方には少し物足りないかもしれないが、男性の場合これ一枚で基本的に事足りる。しかもかなりコンパクトにできる。難点は少し乾きにくいことと、乾ききった後かなりパリパリになって最初の方は拭きづらいということの2点。
・チェーンオイル:そこまでのロングライドでない限り必要ないと思うが長距離を走る場合持っておくと、脚が重くなったり変速がうまく決まらないなどのことを防ぐことができる。また雨などでオイル洗い流された場合でも対応ができる。いちいち自転車屋に対応してもらってお金を取られるのが嫌だという人は本当におすすめ。
輪行道具:これに関しては圧倒的に縦型・巾着式をおすすめする。まずロングライドで持っていかないということは考えられないほどの必需品(そのため輪行ができないキャリアなどをつけることはおすすめしない)。途中リタイア(DNF)、自転車や本人に何かあっても移動できる。持っていかないと万が一の場合対処ができず、途方に暮れてしまうことになる。また縦型をお薦めする理由としては蹴られにくい、これ一点につきる。確かに横型の場合エンド金具が不要なため軽装でロングライドに行くことができる。しかし基本的に輪行は電車で行うのだが、自転車は大きさの関係上出入り口付近に置くことになる。当然乗り込んでくる人は自転車があるなんてことは想定していないため、自分の足元など確認しない(特に最近はスマホを見ながら、ということも多い)。結果かなり蹴られる。縦型は横型より省スペースなのだがそれでも蹴られる。せっかく輪行したのに蹴られてハンガーが曲がり、出先で乗れないなどということがあってはたまったものではないため後々のことを考えても縦型をおすすめする。巾着式をすすめる理由は可塑性である。少々雑に入れたなどということで入らないといったことがない。またジッパータイプの場合布を噛みやすく、地味にイライラする。
・化粧水・日焼け止め・リップクリーム:これらがないと肌や唇は荒れ、顔は「宇宙よりも遠い場所」の玉木マリのようになってしまう(ゴーグル焼け)ため持っていくことを強くおすすめする。だが気にならない人は気にならない。
・折り畳み傘:雨が降った場合でも輪行などで移動するときにあると便利。

×持って行かなくてもよかった・不要だったもの

・補給食:出先で買えばいい。是が非でも家から持って行く必要はなかった。また私のようにファスティング(軽い断食のこと)を行っている人間は自分で決めた時間までは基本口にしないため特に必要性は感じなかった。またそれでも倒れたり、気分が悪くなったりすることはなかった。
・セメダイン:これはセメダインの固まると弾性体になるという代物で、コンチネンタルをはいていた時に小石やガラスの破片が刺さりまくっていたのでとりあえず持って行った。だがタイヤ自体を旅の途中で変えてしまったため不要となった。
プロテイン:ドリンクを作るために持って行ったが、これはただの重しだった。そもそも夏ではないためそこまで喉が渇かないということ、小さい小分けのもの(ザバスだとトライアルパックなど)を道中でなくなったら買い足す形で十分であったため不要であった。
・ボディーシート:意外かもしれないが不要だった。時期が夏ではなかったため汗が出ることはほとんどなく、また使ったとしても1回に1〜2枚程度だった。そのため大量のシートが入っているものは不要であったし、それに水分が含まれているため地味に重い。夏場でも少ない量を持っていき、なくなったら買い足すという形で十分だと思われる。


 どうであっただろうか。基本的にロードバイクに乗る人(特にバックパックを持っていてどんなものを旅に持っていけばよいかを知りたい人)を対象として書いているが、正直参考になったかどうかはわからない。また今回の旅で思ったこととしては、バックパックはいうほど悪くはないということと、それでもサドルバックくらいは付けてもよかったかなということの2点が挙げられる。1点目に関しては自転車が軽い、キビキビした反応性が失われないなどメリットが結構あった。特に自転車が軽いというのはかなりメリットがあった。また今回は輪行を2回することになったのだが輪行が非常にしやすかった。そして2点目。自転車用で背負いやすいとはいえ流石に重いものを乗せると本当に重い。私の場合肩や腰や脚が凝りまくってしかたないということはなかった。だがとにかく尻が痛かった。対策としてはレーパンを履くのは当然としてサドルクッションを導入するか、サドルバックに重いものだけ預けるということを考えている。さらにサドルバックだと泥除けの代わり(少しだけ足りないが)になるためサドルバックくらいはつけて行ってもよかったのではないかと思っている。

 以下にできるだけ私が使用したもののリンクを貼っておく。ぜひご参考までに。また今回の旅の記録は順次上げて行く予定なのでよしなに。

3.商品のリンク

・自転車

https://khodaa-bloom.com/bikes/strauss/

・ボトルケージ

・ペダル

・ライト

サイクルコンピュータ

・テールライト(使っているものはもうないので、現行のものに変更してます)

バックパック